mi amate agio

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『ちぃ~ス★』 「…げ。」 『何だよ!"Σげっ!!"って!』 「だって、君が来るとロクな事無いんだもん。」 『うわーん、お兄さん軽く傷付いたー。』 「あそ。」 こんな会話ばっか。 楽しいんだけどね。 君といれるこの時間が 君と話せるこの時間が 「そろそろしないと遅刻するから行くね。」 『あ。』 「じゃ。」 君が行っちゃう。 手を伸ばすケド君に届く事は無い。 あーあ…。 伸ばした手を残念そうに引く。 「あ、そうだ。  昼休み、君の教室に行くから待っててね。」 先を歩いていた君が急に後ろを振り返って言う。 『え?』 「じゃね。」 きっと今僕は誰から見ても嬉しそうな顔をしているに違いない。 早く昼休みが来て欲しい。 また君といれる。 また君と話せる。 "僕の好きな時間"が待ち遠しい。image=382610803.jpg
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