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『ちぃ~ス★』
「…げ。」
『何だよ!"Σげっ!!"って!』
「だって、君が来るとロクな事無いんだもん。」
『うわーん、お兄さん軽く傷付いたー。』
「あそ。」
こんな会話ばっか。
楽しいんだけどね。
君といれるこの時間が
君と話せるこの時間が
「そろそろしないと遅刻するから行くね。」
『あ。』
「じゃ。」
君が行っちゃう。
手を伸ばすケド君に届く事は無い。
あーあ…。
伸ばした手を残念そうに引く。
「あ、そうだ。
昼休み、君の教室に行くから待っててね。」
先を歩いていた君が急に後ろを振り返って言う。
『え?』
「じゃね。」
きっと今僕は誰から見ても嬉しそうな顔をしているに違いない。
早く昼休みが来て欲しい。
また君といれる。
また君と話せる。
"僕の好きな時間"が待ち遠しい。
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