自転車

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キィィ―――― 錆ついて、悲鳴のような音を上げるオンボロの自転車。 その、自転車に俺と君で二人乗りして、明け方の駅へと向かう。 ピッタリとくっついた君から、伝わってくる――――体温。 そして、鼓動――――。 ペダルを漕ぎ、線路沿いの上り坂を一気に駆け登る。
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