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体温の高い咲真。
子供みたいだな…。
『ちょ,咲真。大丈夫だから離して一』
…不思議と汗くさくないのを怪訝に思ったけど触れない。
「オレがこうしてたいから一」
そう言った数秒後にはっとしたように離れる。
わたしはきょとんとする。
「オレっ,風呂入ってくるっ。…起きて待ってて?」
『え。あ…うん。待ってるね』
気になっても,聞いちゃいけない気がして黙って送り出す。
シャワーくらい浴びてくるよね,普通。
…でも何で帰宅してからも?
そこまであいつは綺麗好きじゃないのに…。
ぼけーっと考えても答えはわからない。
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