序章

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アウトの宣告を聞いた瞬間、熱いものが込み上げてきた。 それに抗ったけれど、それは無意味に終わった。 大粒の涙が何度も何度も頬を伝った。 「ゲームセット!」 野球人生の終着点を自覚した俺は、そこがグランドにも関わらず、気がつけば大声を上げて泣いていた一一…  
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