居残り

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「じ、自分も居残りで練習したいんですけど。」 言えた! これだけでもすごい進歩だ。 先輩は少し驚いてるみたいだった。 「……構わん。 しかし君はメニューを考えているのか?」 そー言えば何も考えてなかった。 勢いで行動して馬鹿をみた。 「何だ? 考えてないのか?」 「……はい。 すみません…。」 「……だったら軽く素振りをして打ち込みをしないか?」 少し驚いた。 あの口振りは俺に合わせてくれるみたいだったから。 「…私も今日は軽くしようとしてたからな。 今日は君に合わせるよ」 素晴らしい笑顔で言ってくれた。
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