居残り

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先輩の打ち込みは正直速すぎて、目がついていけない。 もし組み手だったら防御も出来ずに負けてると思うぐらいすごい。 「よし。 今日はこれぐらいにしようか。」 正直終わるのが勿体無い。 少しでも一緒にいたいから。 「じゃあ先に帰ると良い。 私は戸締まりして帰るから。」 まだ帰りたくない。 少しでも話したい。 勇気振り絞った。 「せ、先輩! すっ、少し話せませんか?」 「……少し外で待っていろ。」 先輩に言われた通りに外で待つ事にした。
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