虹マス

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「虹の美」 あんなにか細く細やかで… 儚い姿とは真逆で 色彩豊かな曲線を見せるの。 どんな人であれ、見とれてしまう時間は惜しまないと思う。 自然美を壊しつつも… 自然美に感銘を受けて… 矛盾の発想から… 生き残る道を探してゆく。 出来損ないの私だけど… 命の灯ぐらいは察知出来る。 出来損ないの私だけど… 色を織り重ねて合わせる 色彩感覚だって… きっとあると思っていた。 あの虹を見るまでは… 生まれたての産毛には 羽が生えていて… 破壊され続け 生きゆく厳しさも 微塵も感じさせない程の… 幸せな色がそこにはあるの。
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