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俺には名前がない。
記憶がないから。
家族や年や……
大事な魔法さえも忘れてしまった……
俺は自分の過去を知るため、とりあえず旅をすることにした。
山を登り、川を渡り…
数々の街を訪れたけれど、俺の記憶を取り戻す手掛かりはなかった……。
「次はこの街か、見つかるといいな……」
とりあえず近くのギルドに行って、俺の顔に見覚えがあるか聞いてみよう。
……
見当たらない。
「中々広いな……」
感心しつつ、街を一週廻ったが、ギルドは見当たらなかった。
人が沢山いるし、聞いてみよう。
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