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皆が浮かれている様子を見てから、雄二の傍に行き皆に聞こえないように声を小さくして言う
明久「ねぇ、雄二」
異端審問会から解放された雄二は殴られた所を摩りながら、僕の話しに耳を傾けてきた
雄二「ったく、ひどいめにあった…。 ん？なんだ？」
明久「でも本当に大丈夫なの？みんなを連れて行ってもこの調子じゃ勉強処じゃなくなっちゃうよ。多分この前の合宿みたいにまたなにか興るかも知れないよ？」
雄二「俺がそんなバカに見えるか？」
明久「うん」
馬鹿以外の何物でもないよね
雄二「明久後で面貸せ。ま、そのことなんだが…あいつらは連れていかん」
明久「えぇ！？」
雄二「声がでかいぞ馬鹿」！
軽く頭を叩かれて周りに目を遣ると、まだみんなはその日の妄想で大変忙しく気付かれていないようだ
姿勢を低くして話しの詳細を聞くことにした
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