《人生遊戯(ゲ-ム)》

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ただこの持ち家に゙抵当権゙が多数設定されているようなら、また別の話し財産としての価値を無くす。 ゙抵当権゙とは債権者(貸主)がお金を借す時に、損をしないようにする為、家と土地を担保にして確保する為のもの。 簡単に説明すると返済が出来なくなった時はその家と土地を取り上げる契約が出来る権利。 ゙抵当権゙はいくつも設定する事が出来、複数の金融会社から設定されている場合、もし債務不履行により不動産競売にかけられ処分、現金化されても抵当権設定者に持っていかれ手元にはほとんど残らない。 佐藤博隆の場合、抵当権設定は住宅を購入する際に借りた銀行の住宅ロ―ンの設定がされているだけ。 しかも住宅ロ―ンに関して言えばロ―ンを組む際、団体信用生命保険(住宅ロ―ンに付随する生命保険)の加入を義務付けている銀行が多く住宅ロ―ンを組んだ本人が亡くなった場合、保険会社より住宅ロ―ンの残債は返済され残された遺族に債務が引き継がれる事は無い。 つまり妻や娘はロ―ンや家賃の支払も無く一戸建てに住む事が出来るのだ。 そんな家を手放さんやろぉ… 家を相続するんやったら借金も返してもらうで…
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