《偽善者の悪意》

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漁師の娘がどうやって役場に勤める事が出来たのか気にはなっていた。 ほう言う事かいな… 女は怖いの… さてどうする… 『あんたそれ上司か?』 『………』 黙っとる… この男の登場が自分にとって都合が悪いと言う事は分かってるみたいだ。 『なんだ!君は!!』 変なおじさん思い出した…♪ 何も事情知らんくせに… 『俺は話し入ってもらってもええけどどうする?坂田さん、あんたが決めや!!』 自分が悪くなければ堂々と上司に助けてを求めればいい。 しかし後ろめたい事満載の富子はもちろん♪ 『いいです…』 ほうなるわな…♪ 『いい言うてるからあんたもう引っ込んどきな』 昼ドラはおもろいけど話しの噛み合わない人間と話すのは面倒臭い。 どいてもらおか… 助けに現れたつもりがまさかの用無し扱い。 男は今の私にとって一番の暴挙に出た。 『警察呼びますよ』 あぁ‥それ… その言葉は…
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