《偽善者の悪意》

72/77

18423人が本棚に入れています
本棚に追加
/367ページ
私が富子に言わしたかった言葉。 それをこいつ… しゃぁない… 『警察でっか!よろしいよ!呼びはったらええやん』 『坂田さん!あんたのアホ上司が警察呼ぶ言うてるけどええんやな!』 『あんたやないけど私も契約書のコピーもっとるで♪』 『どないするんや!!』 あ~ぁ… 富子が言うたんやったらもっそ気持ちよかったんやろな… 『いえ‥警察は…』 『なんて---?しっかり言わな聞こえんよ!あんたのアホ上司が警察呼んでくれるらしいけど、どないするんじゃ!!』 『け‥警察は困ります…』 そうそう‥分かっとるやん自分が追い詰められとる事… 『困る言うとるでおっさん!!警察は全然かまへんけど、俺から言うのもなんやし事情を本人から聞いてからもっかい物言うた方がええんちゃいますか!』 事の状況、話しの展開からやっと何かを察したのか応接室で話しをと上司より提案。 これで富子は認めたも同然。 あとは金や…
/367ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18423人が本棚に入れています
本棚に追加