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母親とこれと言って話す事も無くなり克司はどこに行ったか検討もつかない。
あんな格好で…
しかし本日の回収予定は泊村克司のみ。
さっさと済ましてラ―メン食べる予定やったのに…
仕方なく克司が帰ってくるまで車で待つことにした。
さすがにあの格好やしな‥すぐ帰ってきよるやろ…
それから数時間後。
いつのまにか車の中で寝てしまっていた私。
昼を過ぎ陽は少し西に傾いていた。
あかん‥寝てもてた…
この間に克司が帰って来てたかもしれない。
寝ぼけ眼のまま急いで車を降り母親の元に向かい聞いてみる。
しかし克司は朝飛び出してから一度も帰って来てないと言う。
凄いな‥あの格好で…
車に戻ろうと、とぼとぼ歩いてると運転席側の窓から車の中を覗いてる人影。
あれっ…
あれ克司ちゃうんか…
急いで駆け寄り話しかける。
『あんたどこ行ってたんやっ』
急に声を掛けられ驚いたのか凄い顔でこちらを見る。
いや‥だからぁ…
なんでお前がビックリ顔やねんて…
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