4~discovery~

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とにかく、世界は違っても習慣というものは変わらない。 普段は鏡で自分の顔を確認するところから始まるのだが、ベッドしか無いこの部屋には当然鏡など無いのでそれはできない。 習慣として行っていたのは、外の景色を観ることだ。 主に空を観て今日の天気を判断したりするのであるが、今日は別のところに目が行った。 太陽である。 「……夕方?」 空はオレンジ色に染まり、太陽がもう地平線に隠れ半円になっていたのだ。 道理で部屋が薄暗いと思った──と思っているうちに、自分の間違いに気付く。 夕方じゃない。朝方なのか。 太陽はもう沈むのではなく、今から昇ってくるのか。 なるほど。朝早いって言ってたからなー…。 「…早過ぎじゃね!?まだ4時半ぐらいってことだろ!?」 厳密にはこの世界の太陽の周期など知っている訳がないので時間は分からないのだが、とにかく朝早いということだけは確かだった。 一体、何時に到着するつもりなんだろうか…。               ‐
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