1~restart~

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「……そう急くな…。次の交渉の場は…用意してある…。ゆっくり来い…」 「は、テメェが遅すぎなんだよ」 男の声に耳を貸している様子も見せず、空間に作った隙間にゆっくりと入っていったバレン。 その様子を見ていた男は、吐き捨てるように言った。 「…は。テメェが次元の魔法使いじゃなけりゃ、誰がこの‘17位’[セブンティーン]、ティム・パラディナ・ギルバート様の側に、テメェなんか置いとくかよ」 自らをティムと言った男は、バレンがいなくなってから男の隣に開いた空間の隙間に、消えるように入っていった。               ▼
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