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「ふぁ…朝か…」
差し込む光で目が覚めるなんて
ベタな展開だと思いつつも
実際に覚めてしまったのだから
仕方がない。
あともう少ししたら
母親がおこしに来るだろう
バーンと扉が開き
予想通りに母が飛び込んでくる
母「智<トモ>ー?
遅刻していいのー?」
…あれ?遅刻?
いやいや7時のはずだろ?
智「…一応聞くけど
今何時になるのでしょうか?」
母「8時です。
詳しく言えば8時15分
まぁ、私はもう仕事行くから
ばいばーい」
あぁ。珍しく一人で
起きたと思ったらこのざまだ
低血圧だから仕方ない
智「行ってらっしゃい
そしておやすみなさい…」
母「馬鹿なの何なの死ぬの?」
智「馬鹿なのー
でも生きるのー」
母「まぁいいや、
好きにしなさい?」
そう言って母は
飛び出して行った
なんでも仕事に
遅れるんだそうで…
大人って大変そうだと思い
俺は
もうひと眠りすることにした
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