第二話 『裁判』

5/6
前へ
/12ページ
次へ
事件の概要はこうだ。 7月25日(水) 🌕🌕県🌕🌕町の民家にて、被告人の早見祐介が、民家に住む52歳の主婦を包丁で殺害。 1時間後、目撃証言から逃走中の被告人を逮捕。 凶器の包丁には被告人の指紋がハッキリと残っており、彼が殺害したことは明白。 被告人は容疑を全面的に認めている。 しかし、動機については黙秘を続けている。 「被告人、前へ」 被告人の早見祐介は至って冷静な様子だ。 まるで自分が犯罪を犯したことに気づいていないかのように。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加