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皇王暦832年十一月四日。
鋼王国で後の歴史書や歴史考察書に大きく取り上げられる内乱がおこる。
後に『鋼没の乱』と呼ばれたこの内乱は、立ち上がったのは市民ではなく企業連合であった。
結果としては企業連の圧勝で戦争は終了。
翌年833年一月七日に首都陥落し、最後の鋼王リッケマイン四世が処刑される。
暗愚王と名高い王だが、現在は歴史が見直され改竄された結果という意見もある。
しかし、歴史家達の一番の注目は当時の企業連合がとった戦術だ。
諸説紛々あるがやはり一番の勝因は、大陸最強の『鋼竜騎士団』の武力を上回った、企業連合が用意したある兵器の台頭が一番であると言われている……。
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