何でもさ、始まりって突然だよな?

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「お、おぅ……。」 イタズラに成功したチビッコの様に無邪気に笑うお袋に、不覚にもドキッとしてしまった。 たぶん頬が少し赤いかも知れん。 ホント、この人四十近くかよ。 「お?なんだ?お母様の笑顔に発情したか?」 「ンなわきゃないだろ。 歳考えろよ。」 無邪気をニヤニヤに変えていってくるお袋に呆れた顔でいってやる。 するとどうだ。お袋は笑顔をそのままに俺の頭を掴みミシッ ……ミシッ? 「うばあああああ!?!痛い痛い痛い!」 「だぁるぇがババアだってぇ?ぁあ?」 お袋は笑顔で青筋を浮かべながら俺にアイアンクローを……って説明してる場合じゃねぇ! 「HA☆NA☆SE!」 「ふんっ。」 もがき苦しむ俺を放すお袋。 「ま、許してやるよ。今日は卒業祝いに豪華な夕飯にしてやるからさっさとビール買ってきな。」 お袋は、立ち上がると厨房へと向かっていった。 俺はそんな珍しく母親らしいお袋を見て少し驚いてしまった。 ………明日は槍でもふるのか? ━━━━ ━━━ ━━ ━ 「ふ~ふ、ふふん♪ふ~ふ、ふふん♪ふ~ふふ、ふふふふふん♪のど○し生!」 缶ビールが十数本入ったコンビニ袋を片手に帰宅中のの○越しマニアこと野家 健。 いやぁやっぱウマイよね?のど越○。
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