異世界に来たらまずは戦闘、これは一種の醍醐味だと作者は思う

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……暗い……。 真っ暗だ……。 何でこんなに暗いんだ……? ……ああ、そういやクソボケジジイがなんかしたんだっけ……。 まぁいいや、今はすっげぇ眠いし……。 このベッドで惰眠を貪ってよう……。 …………ベッド? 「…ん。」 俺は覚醒しきってない意識で、体を起こした。 「ッーはぁあぁぁ……。」 デカイあくびを一つはき、頭を掻<カ>く。 「んーー、ん?」 やっと目覚め始めた脳が、まず始めに選んだ命令は身の回りの確認だった。 木製の八畳半ほどの部屋で、俺がいるのは部屋の中心線にあるシングルベッドの上。 ベッドの頭側は壁に面して、そこの壁には窓もある。 窓から射し込んでくる柔らかな光が、昼時であることを示している。 ベッドの横には物を置くための小さな台が一つ。 俺から見て左にはドアがある。 右にはタンスと四角いテーブル、あとイスが一つずつ置いてあった。 ……状況から察するに、誰かの部屋なのだろう。 でも誰の?……まさかあのクソボケジジイのhガチャ。ん? 俺が難しい顔をしていると、左側のドアが開いた。 そこから入ってきたのは、なんと、美少女だった。
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