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「はい?」
「俺はいったいぜんたいどこでぶっ倒れてたんだ?」
「この村の近くにある森に……。」
村?何で村なんだ?街とかならまだしも……。
んで近くの森って……どんなド田舎だよ。
「ンじゃ、ここはどこの大陸だ?北アメリカか?南の方か?それともイタリアとかそっちか?」
「えっと……、きたあめりかとかいたりあとかはわかりませんが、ここは王都オルセラ近くのセセロ村です。」
オイオイオイ、ンだよ王都って、どこのRPGだよ。
……つっても、リカがウソ吐いてるようには見えねぇし……、ったくなんなんだよ。
「………あの。」
俺が今いる現状に悩み、眉を潜めていると、リカが申し訳なさそうに声をかけてきた。
「なんだ?」
「あの……、少し下にいってていいですか?」
下?ンじゃこの部屋は二階にあんのか?
「一階でなんかやってん……るのか?」
それを聞くと先ほどとはうって変わってリカは、笑顔になり話し始めた。
「はい!私の家は酒場をやっているんです!村の人達が良く飲みに来るんですけど、今は旅の人達が飲んでいるんです!時々おつまみに料理を作るんですけど、飲みに来る人はみんな私の料理を美味しいっていってくれて嬉しくなって作り過ぎちゃうんです……。そのせいでいっつもお姉ちゃんに叱られちゃうんですけど、みんな笑顔になるからいいんです!それでですね、この酒場はお父さんとお母さんが立ち上げたんですよ?!でも、私が物心つく頃にはどこかへいっちゃったんです……けど!いつかはどこかで旅をしているお父さんとお母さんにもお店の名前が届くほど有名になって、また四人で一緒にずーーっと暮らすんです!」
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