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まぁ校長の話は長いし今は俺の自己紹介の続きでもすっか。
成績は、数学と科学以外は普通。一応この二つはそれなりには得意だ。……が、結局は“それなり”だからな。さほど変わんない。
あぁそうそう、体育はめっちゃ得意分野だぜ?
あとはぁ~、あ、ダチはいない
何せこの目付きだかんな。皆近付いてこようとしないんだよ。
その事に関してうちの母親は、『それでこそ私の息子だ!本物のダチは拳で語り合ってこそできるもんだ!』とか……この人あほの子?って思ったよ。そんとき。
終いにはグレてやろうかな、なんて考えたけど逆に喜びそうだから止めたよ。
ん~、あとなんかあったっけか……?
あ?何で喜ぶんだって?
……そりゃぁーお前、俺のお袋は昔レディースの総長やってたんだよ。
しかもこの辺じゃ、そこのレディースにはケンカを売るなっていわれてるほど凄かったらしいぜ?
あぁそうそう、俺の親父も元族長だったらしい。
しかも馴れ初めがお袋が親父にケンカ売ったのが始まりなんだと。
…一応いっとくが、俺は極々普通の高校生だからな?
まともだからな?
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