異世界に来たらまずは戦闘、これは一種の醍醐味だと作者は思う

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俺は扉を開けると駆け出す準備をする。 幸<サイワ>い男どもは俺にきづいちゃいない。 …………まずは手前のやつにタックルきめて、奇襲するか。 標的の背中を睨み、足に力をこめる。 ギッと床が軋む音がなると同時に、床を蹴った。 その時の俺は忘れていたんだ。 あの本に書かれたことを。 「ん~~、こいつは犯しがいがありそうだなぁ。」 「「「「ワハハハハ!!」」」」 俺様の言葉に手下どもが笑う。 あいつには無傷で連れてこいっていわれたが、これだけの上玉なんだ。少しくらいつまみ食いしたってかまわねぇだろ。 「リカちゃんを放せー!」「卑怯だぞ!」「村から出ていけ!」……… …………ちょうどいい。さっきからギャーギャーうるさい村人どもの当て付けにここで犯すか。グヘへへ。 俺様は、怯えきった嬢ちゃんの服を破ろうと腰にさしてある剣の柄に手をかけt「おぶッ?!」「ガぇッ!?」ドグゴンッ!! 「……あ?」 突如として、俺様の前にいた手下二人が小さな悲鳴を置いて消えた。 その代わり、右側の民家の壁がブチ壊れたのが見えた。 「な、何だ!?」「カセマとヌーイが消えやがった!?」「ど、どういうことなの?」「何があったの?!」 さっきまでギャーギャー吠えてた村人たちも俺様の後ろにいる手下二人も動揺を隠しきれてない。
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