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「フォルテの奴まだ帰ってこないのか?」
「そうなの、もう課題期間を終わって飛び級も決まったのに何してんだが」
高等部への荷物移動しながらサイとセレナを喋っていた。
「そういえばノエルは?」
「あぁ今日もお呼び出しだよ剣術クラスの奴に」
ノエルは課題クリアから有名になって毎日のように告白を受けていた。
「なんでノエルは付き合わないんだろ」
「なんだセレナ知らないのか? ノエルには好きな奴がいるらしいぞ」
「本当に!? 一体誰なのよ」
「さぁな誰も知らないらしいぞ」
ノエルはフォルテを今でも待ち続けているため誰とも付き合っていない。
とある街の酒場
「あら、フォルテ君今日は仕事ないのかしら?」
「あはは、今日は休養日にしようと思いまして」
フォルテの仕事は配達、子守り、狩りなど様々だった。
「あらそうなの? じゃあ今日は私が奢ってあげるわ」
そう言ってくれた酒場の女将さん。
「お言葉に甘えて、ありがとうございます」
フォルテはワインを受け取り世間話をしながら飲みはじめた。
「そういえばフォルテ君は好きな女性の話しないわね?」
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