第三章~死~

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魔王が旅行っていいのかな? 魔王で魔王でないような感じらしいし。 「そうなんだ、燐は父さんをどれくらいから知っているの」 色々父さんの事知ってるし、気になる。 「魔王様が魔王様になる前からですね」 随分前からご存知で。 「なんで下に付いてるの?」 「それは魔王様が命の恩人だからです」 命の恩人? 「詳しくお話しますと」 「はぁはぁ・・・もうなんでこうなるんだろ?」 魔貴族の武器や金を盗んで、それが見つかり逃げている最中の燐。 「おい そっちにいたか?」 「いいえ」 「早く見付けろ! 見付けないと私達の命が危ないんだぞ!」 隠れてる燐の近くで話す声。 「お前まだ見つからないのか?」 「!?」 背中がゾクッとするような気配ただの気配で身体痺れる。 「坊っちゃん、申し訳ありません!」 男達は方膝を着き男に謝る。 「まぁいいけが魔貴族が五月蝿いから早くね」 軽っ! そこまで重大ではないのかしら? 「はっ!」 男達はそういうと暗闇に消えて行った。 「さてと、茂みの君はこれからどうするのかな?」 ばれてる? 完全に気配を消してるのに。
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