戦場報告

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シェルリスが王座に座ると 気づいた様に1人の男性が声をかける。 「遅かったな、シェルリス。リュウトが足止めしてたからか?」 言いながら鋭く見てくる騎士。 この男性が、陰宮零斗。 「まぁ、その通りですけどね。」 ため息をつくと 「後でお仕置きだな、彼奴わ。」 深いため息をつく 「・・し・・・・師匠!!・・それは姉さんが図書室に向かおうとしてたからで!!お仕置きは止めて~!!」 全力で止めようとしてる。 そんなに恐いのかな と私は苦笑していた。 「零斗、あまり2人を困らせないで下さい。」 柔かな笑みで零斗を諌めているこの人は焔陽狐月。 「甘やかすのはしたくないんだがな。」 取り合えずお仕置きはなくなった。 やっぱり狐月とはやりたくないのね。 「悪戯くらい大目にみてやれよ、2人とも?」 大きく笑い声をあげていて 「下品な声をあげないで下さい。私達は一応友達ですが、場位は弁えて下さい、コルト・フレジット。」 静かに睨み 余程嫌いなのね、狐月は 狐月とコルトは気が合わなくて何時も口喧嘩 リュウトと一緒に悪巧みするんだから困った者よ。 皆、腕は良いんだけどね。 でもそろそろ、零斗がキレる処かしら?
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