7人が本棚に入れています
本棚に追加
シェルリスが王座に座ると
気づいた様に1人の男性が声をかける。
「遅かったな、シェルリス。リュウトが足止めしてたからか?」
言いながら鋭く見てくる騎士。
この男性が、陰宮零斗。
「まぁ、その通りですけどね。」
ため息をつくと
「後でお仕置きだな、彼奴わ。」
深いため息をつく
「・・し・・・・師匠!!・・それは姉さんが図書室に向かおうとしてたからで!!お仕置きは止めて~!!」
全力で止めようとしてる。
そんなに恐いのかな
と私は苦笑していた。
「零斗、あまり2人を困らせないで下さい。」
柔かな笑みで零斗を諌めているこの人は焔陽狐月。
「甘やかすのはしたくないんだがな。」
取り合えずお仕置きはなくなった。
やっぱり狐月とはやりたくないのね。
「悪戯くらい大目にみてやれよ、2人とも?」
大きく笑い声をあげていて
「下品な声をあげないで下さい。私達は一応友達ですが、場位は弁えて下さい、コルト・フレジット。」
静かに睨み
余程嫌いなのね、狐月は
狐月とコルトは気が合わなくて何時も口喧嘩
リュウトと一緒に悪巧みするんだから困った者よ。
皆、腕は良いんだけどね。
でもそろそろ、零斗がキレる処かしら?
最初のコメントを投稿しよう!