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その日の夜中
あの子の声で目を覚ました。
[・・たす・・け・・て。]
微かで消えてしまいそうな声に。
「いけね、寝てしまったのか。」
額の汗を拭い少女を見る
傷のせいで熱が出てしまったのだ
タオルを水に浸して少女の額に乗せる。
[・・・・ハァ・・ハァ。]
息はまだ荒い
取り合えず目を覚ましてくれないとな
優しく撫でてやると少しは安心するらしい
翌朝
結局寝てしまった。
軽く朝食を食べて、少女に付き添う
見ている間にうたた寝してしまった。
ここ、何処だ?
辺り一面暗闇で何も見えない
見渡していると声が聞こえた。
そこで見たのは
死体の山だった。
見ていたら怒りが込み上げてきた。
その時
[・・・・止めて!!]
奥から声が聞こえた。
見ると、あの少女が捕えられていて前にいる男に反発していた。
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