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目の前の少女は、逢った時よりかは元気がある。
これはあの子の記憶か?
だとすれば、ここは帝国内。
[・・止めて!!・・それ以上仲間を苦しめ無いで!!]
彼女は泣き叫んでいた
「嫌だね。こうしないと、お前の力を取ることが出来ねぇからな。」
近くにいた男は死体を踏みつける。
[・・止めて!!・・やめ・・て・・・・い・・や・・・・いやぁぁ!!]
強い力と共に、俺も飛ばされた。
「・・ハァ・・ハァ。」
何だったんだ、今のは?
[・・ハァ・・ハァ。・・うぅ・・・・ん?・・・・ここ・・は?]
どうやら意識が戻った様だ
彼女の声が、頭の中に入って来た。
「目が覚めたか?」
驚かせない様に椅子に座って呼び掛ける
[・・・・貴方・・は・・誰?]
苦しそうだが言葉を繋げてきて
「俺は陰宮零斗。ここは俺の家の中だ。君の名は?」
[レナ、です。どうして、私の声が?]
聞こえるのですか?と言わなくても解る。
レナの瞳から訴えかけてるからな。
「俺もよくは解ってはいない。多分だが、原因はこれだ。」
言いながら風帝・奏蓮を取り出して見せる。
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