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夕方になると、革命が祭りへと変わっていた。
半身を甲冑に包んだ兵士が旅人に近付いてきた。
「アトス!!来ていたのなら王の前にまず私の所へ来るべきだ。」
王の護衛であるウィルは幼少時代からの友人だ。
酔うと誰にでも絡む。
「面倒な奴だ。」
「そう言わず、飲もうじゃないか!!」
「よく笑ってられるな。」
「王のことか!?誰が上にいようが関係ないさ。畏まらなきゃならない相手は別にどうでもいいぜ。」
ウィルは他人事のように答えた。
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