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隠し通路は東の塔にあるそうだ。
二階からしか入れない造りだ。
東の塔の階段を降りた。
一階は倉庫で大量の荷物の下にあるらしい。
「こっちだ。」
ウィルは屈んで進み出した。アーチ状に重なる荷物の間を進み、足元を指差した。
ブロックの1つに紋が刻まれている。
「どうするんだ。」
ウィルは足元のブロックを何度も踏み始めた。
すると何かが外れるような音がして、ブロックがせりあがり、反対から見れば元々あったかのように見えるであろう壁が部屋を半分に区切った。
追手を退けるためであろうが、
「どういう仕組みだ。」
「知らん。」
何とも不思議だ。
足元を見ると、更に下へ続く階段が出来ていた。
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