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部屋に着くと、すぐにお姉ちゃんの腕を掴み、ワープボタンを押す。
足音はすぐ後ろ、振り返ってる余裕はない。
「逃げるよ! お姉ちゃん!」
「ル、ルーク!?」
お姉ちゃんは驚いているけど、訳はあとで話せばいい。
って、あれ?
ワープできない!
あっ、さっきネズミさんとテレパシー機能で話したからエネルギーが足りないんだ。
ハッと顔を上げると、熊のように大きいアンドロイド。
銃口がキラリと輝いている。
声を出す暇もない。お姉ちゃんも突然の出来事に唖然としている。
つぎの瞬間、ドンと言う衝撃音が鳴り響き、僕は思わず目を瞑った。
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