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俺はその言葉に素直に反応した。
「負け惜しみのつもりか? さんざん悪さしてきた魔王のお前を倒したんだ。世界はまるっと平和になるだうろよ」
するとダイダロスは、息苦しそうに話しを続けた。
「龍人アクランよ、お主は知らぬのだ。未知なる力を……」
なんだって? 未知なる力?
「鋼の不死なる者たち……間もなくやってくるのだ……。この世界に……」
「おい、一体何を言っているんだ?」
息絶えそうな宿敵の最後。俺は静かに聞き返した。
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