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「ぐふふ、我はソフィアを好いておる。故にこの美しい大地が蝕まれるのは我慢がならん……。お主らからも、これからくる異世界の者たちからもじゃ。だが、いまとなってはソフィアの行く末はお主らに任せるしかなかろう。無念じゃがな……」
気のせいか? ダイダロス目元には涙が光っている。
「そうか……ならば共存の道もあっただろうに……」
思いがけない言葉に胸がつまる。
この期に及んで、ダイダロスの心に触れることになるとは……。
戦うことでしか生きられなかったダイダロスに同情の念を抱かずにはいられない。
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