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他の女子生徒の話が耳に障る。 女子校であるが故の 隠さない下品な話。 聞きたくないのに その甲高く鬱陶しい声は いやらしく鼓膜にまとわりつく。 何がそんなに彼女達を 興奮させているのかなんて 分かるはずがない。 だって分かりたくない。 純粋でいたかった魂も 年を経るごとに まんまと汚されていく。 そう、今だって。 彼女達の下品で低俗な SEXの話。 好むと好まざるとに関わらず 私の耳から伝わり 脳に届き全身に広がった不快は 私の魂を犯し、 そして汚すのだ。
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