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「ゴメンゴメン…結衣がっ…結衣が「結衣は悪くねぇ…」
え?
夏衣「お前を……大好きな妹を守れたんだ……雷也は……きっと喜んでいるさ…」
そんな事っ…
「でも…「結衣が無事ならそれでいいんだ…」
零「生きろ……雷兄のために……生きて……幸せになれ…それが雷兄の幸せだ…」
夏衣「守るんだ…守りたいもののために生きろ!!……分かったか?自分を責めるな…」
嬉しかった……でも……
「分かった…」
駄目なんだ……どうしても…自分を責める自分が居るんだ…
皆が居る病室に向かう。
ガラッ
蓮「おっ?結衣!大丈夫か!?」
「うん…」
巧真「心配すんなって!!このくらいいつもの事だろ?喧嘩は怪我が付き物だからさ!」
「そっか…」
駿一「……結衣…絶対…無理すんなよ?」
「皆もね?」
裕夜「まっ!俺はこの通り元気だからな!」
「裕夜は、ね?」
蓮「そやで?皆お前みたいにいつもみたいに元気ちゃうねん。この馬鹿が」
裕夜「馬鹿とはなんだ馬鹿とは!」
「全く……病人はじっとしてよね!重傷させるぞ?」
巧真「やってしまえ…こんな煩い奴」
利衣奈「はいはい😓それはまた今度😓今はじっとしてろ」
皆「はぁーい!」
夜になって皆が寝た頃。
手紙を書いていた。
<皆へ>
今日はゴメン。
皆、優しいから凄く元気にしてたね。
裕夜は別だけど…。
皆…どんなに皆が優しくしても…今日の結衣は許せない…。
皆を守れなかったし、何より皆から大切な人を結衣が死なせてしまったんだ……。
だから…紅蝶蘭を止めます。
副総長を止めます。
自分勝手な副総長でゴメンなさい。
弱くてゴメン。
さよなら。
結衣。
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