第2章 アメリカのアットホームな家みたい

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通路のは核シェルターみたいになっていて通路は人が住めるようになっていてトイレや調理場などの設備もあり、食料や水も数え切れない量が通路から分岐したまた違う通路の奥にあった。まさに対核戦争対策用の部屋だった。その通路というか部屋を抜けると、本当にいつも見慣れた、俺の家しかも俺の部屋に接続されていた。さすが島木財閥だ。仕事が早いと感心した。てか、この城どうやったら、たった数時間で作れるんだよ。と、本当に島木財閥のトップあっ君につっこみたかった。 未来「ふう~、やっと着いたね、この部屋、あの時からあんまり変わってないね。あ、これ私が純くんに最後にプレゼントした、ペアーのクマさんのぬいぐるみだ。純くんも大切にしてくれたんだ。やっぱり私達ってどこかで繋がっているんだね。キャハ。」 純「ち、ちげ~よ。このぬいぐるみは未久からもらった物だ。」 と顔を隠しながら言うと、未来は涙を浮かばせて、 未来「それ、本当?」 と尋ねてきた。俺はその時の未来の表情のせいで胸がキュンとなった。そして俺は、 純「う…、本当は未来から貰った大切な思い出の品で、捨てようと思っても、未来がまた戻って来るかもしれないと思って捨てれなかったクマのぬいぐるみだ。」 と、小声で言った。この時の俺の表情は凄いことになっていただろう。まあ~その後も俺の部屋でゆっくり過ごした。すると、また未来のケータイが鳴り響いた。 未来「次は誰かな。あ、愛だ!もしもし愛、どうしたの?」 俺はあっ君と話してる未来の態度と愛さんと話す態度の変化を見て、やっぱり家の中で1番立場が弱くなるのはお父さんなんだなあ~、と感じた。今から将来が不安だ~。 愛「夕食が完成しましたので島木城に戻って来て下さい。お嬢様の部屋の前でお待ちしております。」 と未来に丁寧に用件を伝えた。 未来「それじゃあ、純くん戻ろうか。大事な話があるらしいしね。」 純「はいよ。じゃあ行くか。」 そして、俺は扉を開けようとした。すると 未来「待って!」 と、叫び、俺の手を未来は握った。俺は無理矢理手を離した。すると、 未来「手を握らせて。」 純「嫌だ。」 という内容の会話の無限ループが始まった。そして、20回目の『嫌だ。』の時、 未来「そう、わかった。じゃあ、純くん、これを見て。」
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