第1章 再開はギャルゲーのシチュに

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と言い、いきなり未来は俺に抱き着いてきた。俺は未だに驚いたので、避けきれなかった。その瞬間 未久「未来ちゃん、さっきも職員室で言ったけどさあ、純兄ちゃんは僕の物だぞ。だから離れて。」 未来「やだよ~ん。悔しかったら、未久ちゃんもすればいいしゃん。それで丸く収まるよ。」 未久「それもそうだね。じゃあ僕も行きま~す。」 純「未来まじで離れろ、そして未久来るな~。」 と言ったが未来も未久も聞いちゃいなかった。俺は2人から抱き着かれた。その瞬間クラスの男子からブーイングをくらった。もう教室内はめちゃくちゃだった。それから10分後2人は俺から離れた。未来と未久は睨めあっていた。しかし、先に動いたのは未久だった。 未久「そうそう、未来ちゃんの席は一番後ろのあの席ね。」 未来「ふふ、甘いですよ、未久ちゃん。」 と言いながら未来は指パッチンをした。すると天井から黒いスーツの男2人とメイドが1人現れた。そして、 メイド???「どうかしましたか、お嬢様。」 未来「私が小さい頃から言ってるけど、堅苦しいから、お嬢様とか言わなくていいよ。それより愛、今から一千万円用意して、そしてそのお金を純くんの隣にいる男子Aに席を譲る代わりに差し上げて。」 今、天井から現れたメイドさんの名前は楠木野 愛。実はこのメイドさんは俺より2つ年上で、小さい時から俺と未来と愛さんの3人でいつも遊んでいた仲だ。ちなみに楠木野家は代々島木家の使用者になる家柄なので、未来が小さい時から今も未来にお使いしているのだ。そして島木家のメイド長もやっている。まぁ~俺から見た感じは未来と愛さんはめちゃくちゃ仲の良い姉妹にしか見えないんだが。 愛「はい、わかりました。黒いスーツの人A・Bさんのお2人方、今から銀行に行って一千万円用意して下さい。」 と命令を下した。そして10分後一千万円が用意された。俺達一般の男子高校生でさえ学校から銀行まで片道30分、往復1時間かかるのにこの島木家の使いの者っていったい…。 純「あの~、愛さんいったいどうやって天井から出て来たり、銀行から学校まで往復10分で行ったり出来るんですか?」 愛「それは禁則事項ですよ、純さん。」
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