プロローグ

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「結可と海に行けなくなっちゃったのは残念だけど、美羽は翔ちゃんと行けるから大丈夫ッ!お土産よろしくね、結可」 まったく、可愛いんだから。 ちょっと翔に嫉妬。 何もない田舎でお土産が買えるかは分からないけど、 「りょーかい!」 と元気に返事をしてみた。 電話の向こう側で、美羽が吹き出す。 「笑うなぁ!」 「ごめんごめんっ。ま、旅行だと思えば楽しいって!素敵な出逢いがあるかもよぅ?」 美羽が言う。
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