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「俺、わかるー。社会、難しいよな!!」
ボリスのその一言に私は目が輝いた。
今だけは、ボリスが良い人に見えるよ!
「同志!!!ボリス、大好きだ!」
ボリスの手を握り、全力で笑う。
授業中?
そんなの気にしない。
みんなが見てる?
周りなんて知らない!
仲間がいる。
私はそれだけで心が温かく……「落ち着け」
「わかってるよー…。ボリスのばーか」
「Σ何で!?」
「……何となく」
ブーブーと口を尖らせながら
ボリスと会話をしているとエースが
乱入してきた。
「馬鹿同士何話してるのー?」
「ちょ、エース超失礼!!
ってか馬鹿馬鹿言わないでよ!!」
「ほら、嘘は駄目だろ?俺、騎士だしさ」
爽やかに馬鹿と言い放つ時点で
貴方は騎士とは言えません。
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