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薪森邸は6LDKで、和室と両親の寝室と両親の書斎兼仕事部屋と桜の部屋で薪森一家用が4部屋、残りの2部屋は幼馴染み用のゲストルームに、親戚の寝泊まり用のゲストルーム。
桜父と桜母は俺達や親戚の為の部屋を作るつもりで設計したんじゃないけど、世話になってる現状から結果的にそういう部屋にしたらしい。
桜は広い家に独りでも平気だから俺達や親戚の寝泊まりを必要としなくなって来ても、俺達も親戚も回数は減れど泊まりには来る。
俺は親と喧嘩した時のプチ家出先にしたり、単に桜と一緒に居たいだけの時とか、未だにしょっちゅう薪森邸で寝泊まりしてるのが現状。
だから着替えの枚数も私物も増えてく一方で、ゲストルームにしては生活感丸出しで、自分の部屋Part2みたいなもんだ。
桜父と桜母が予め部屋に用意してくれたのは、収納クローゼットの中の布団一式、テレビ、机、タンス。
今や自分で持ち込んだゲーム機やゲームソフト、漫画や筋トレグッズなんかで一杯だ。
タンスから着替えの下着とTシャツとスエットの下、それにバスタオルを出してまた1階に降りた。
明日は朝練で起床が早いから今夜は泊まらないけど、入浴だけはこっちがいい。
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