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皆、眉間に皺を寄せとる。
マックが聞いた。
「…車のナンバーとか、分かる…?」
チラリと女子がこっちを見た。なんやねん、マジで。
俺が聞かなきゃ言わないんかい…。
「……ナンバー、分かる?」
俺が聞いた瞬間、女子が口を開いた。
「……たしか…8888…。そう、8888!8が4つ並んでるのが印象的だったのっ!」
「トッポ!」
「うん!」
ジャッキーがトッポに叫ぶと、トッポは返事をしてパソコンをいじりだした。
パソコンは、トッポがいつも持ち歩いとるアイテムの一つ。
皆、ジャッキーの叫び声が合図のようにバッと動き出した。
「ありがとう。君のおかげで、アーセナルを助けれるわ。」
「ううん。全然いいの!」
女子は満面の笑みや。
俺は営業スマイルのような微笑みを振り撒いた。
女子はその場で顔を真っ赤にして気絶した。
俺は用済み女子をそのままにし、部屋に行った。
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