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ゴメンな、オカン。
最後の最後まで、守ってあげられへんかった。
こうなる事を分かっていれば、俺は無防備に寝たりなんかせんかった。
でも、いくら悔やんでも、目の前にいるオカンは、一生目を覚ます事はない。
どんなに肩を揺すっても、どんなに声をかけても、もう、あのオカンの優しい笑顔を見る事はできひん。
俺は何の為に産まれて来たんやろう。
俺は何の為に男に産まれて来たんやろう。
オカンや、大切な人を、守るべき人を守る為やなかったんか?
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