ジョニーの過去

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お別れの時がやってきた。 オカンは棺桶の蓋が閉じられ、見れへんくなった。 黒いリムジンのような車に、オカンが運ばれて行く。 オカン! 行ったらアカン!! 本能的に、オカンの棺桶を掴んだ。 「オカンを連れてったらアカン!」 棺桶を運んでたオッサン達が、驚いた顔で俺を見る。 「オカンを連れてかんといてっ!俺にはオカンしかおらんねんっ!」 「ジョニー君!」 叔母さんが、俺を抑える。 「離せっ!離せっ!オカン!」 俺は暴れるしかできへん。 「ジョニー君!すみません、お願いします。」 叔母さんが見知らぬオッサンに声をかけた。 オッサン達は叔母さんの声を聞くと、黙って頷き、オカンを車に乗せた。  
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