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「なぁ。」
部屋に入り、荷物を置いた時に声をかけられた。
声の主はもちろん、エース。
エースは、ポリポリとポッキーを食べとる。
「なんで自分はここに来たん?複雑な事情があったからやろ?」
ニヤリと怪しく笑うエース。
なんや、こいつ……。
なんで複雑な事情があったって知っとるのに聞いてくるん?
無神経にも程があるやろ。
エースの無神経さに腹が立った。
「言いたかない。」
俺は冷たく言い放った。
俺の気持ちを察したのか、エースは
「…言いたかないか。わかった。」
と言った。
「俺なぁ…」
急にエースが口を開いた。
「……何…?」
俺は人見知りやから、そんな返事しかできへんかった。
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