新しい生活

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俺はペコリと頭を下げる。 人見知りの俺は、この行動で精一杯やった。 「あ、ほんまぁ?今日入ったん?俺はガム。」 ガムと名乗る男は、クシャクシャのくせっ毛で、見るからに優しそうやった。 皆とはなんか違う雰囲気をかもしだしとった。 「なぁなぁ、ジョニーは何歳なん?」 トッポが唐突に聞いてきた。 「…12やけど。」 無愛想に答えてもうた。 ちょっぴり後悔をした。  
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