1559人が本棚に入れています
本棚に追加
「ガム、おまえあんまそーゆー事聞くなや。」
マックがガムをお説教しとる。
「…マック」
マックの名を呼んだ。
マックがコチラを見る。
俺はマックに向かって首を横に振り「話すからええよ。」と言った。
どうせ、話さなアカン時がくる。
それが、ただちょっと早まっただけや。
俺は一回深呼吸をして、話し始めた。
オカンの話し。
親父の話し。
俺の幼い頃の話し。
そして……
オカンが親父によって殺された話し……。
俺がここに来た理由。
全て、包み隠さず話した。
皆は驚く事なく、ただ黙って、俺の話しを聞いてくれとった。
最初のコメントを投稿しよう!