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全て話し終わると、ほんのちょっとだけ、心が軽くなった気がした。
「そんな事があったんか…」
エースと俺以外、皆呟く。
「…無理矢理聞いて、ゴメンなぁ…」
ガムが申し訳なさそうに、謝ってくる。
「いや…かまへんよ。」
本当に全然平気やった。
むしろ、聞いてくれてありがたかった。
「ほんまかぁ…?」
ガムがそおっと俺を見る。
「おん。」
俺は微笑んだ。
「キャアッ!」
ん?何や?
視線をずらしたら、俺と同い年くらいの女子数人が顔を赤らめて俺を見ていた。
俺と目が合った瞬間、その女子達はいっそう赤くなり、逃げて行った。
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