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「あの…あの…好きです!」
……はぁ?
急に?
今日来たばかりの男に惚れるか?
普通。
「付き合ってくださいっ!」
何言うてんねん、コイツ。
「いや、普通に無理やし…。」
そんな、名前も知らん女の子と付き合う事なんてできひん。
「……そうですよね、急に言われても困りますよね。でも…私、諦めません!…では。」
それだけ言うと、名前も名乗らず女子は階段を降りて行った。
……ほんまに、今日は色々な事があった。
壁に寄り掛かる。
今日の出来事が走馬灯のように駆け巡る。
「モテモテやなぁ、自分」
!!
バッと声のした方を見る。
エースが階段の壁に寄り掛かっとった。
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