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俺は決心した。
母は俺が守ろうと。
「ママッ!」
「ん?どうしたの?ジョニー」「ママッ、僕ね、ママを守るよっ!」
母は目を丸くして驚いた。
しかし、すぐいつもの穏やかな笑顔に戻り、言った。
「ありがとう、ジョニー…」
幼稚園生の俺からの身長では見えなかったけど、
多分母は泣いていたんやろう。
俺にありがとう、と伝えた後、すぐに前を向き、料理を再開した。
ガチャッ!
バタンッ!
「おらっ!サニー!酒どこやっ!」
サニーとは、母の名前だ。
「ジョニー、部屋に行きなさい。」
母は俺に部屋に行くよう促した。
「嫌や!僕はママを守るんや」「ジョニー!!…行きなさい…」
急に怒鳴られ、俺は部屋へと急いだ。
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