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「アーセナル…いくらなんでも遅すぎやせえへんか…?」
懐中時計のチェーンを巻きながらマックが険しい顔をして言った。
「なぁ、ジョニー。自分今日、アーセナルと出掛けたよな?アーセナル、なんか言うてへんかった?」
ジャッキーが聞いてきた。
「…いや、何も言うてへんかったけど…。」
「そうか…どこ行ったんや、アーセナル…。」
そん時、後ろで女子3人がコソコソ話しているのをちょっぴり聞いた。
「ねぇ、ヤバくなかった?」
「やばかったやばかった!」
「~~アーセナル…~~」
最後の子の声はよう聞きとれんかったけど『アーセナル』というワードは聞こえた。
それは皆聞こえたみたいで、顔を見合わせた。
「…ちょっと聞いて来るわ…」
マックが女子3人の元へ行ったが、すぐ帰って来た。
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